おたんじょうび前日ということで、金谷ホテルでランチすることに。
東照宮も何度か来ているはずだけど、土地勘…まったく記憶なし。金谷ホテルは東照宮から川を挟んだところにある小高い山に建てられているのね。
古めかしい回転ドアをくぐってはじめてホテルロビーに。その長い歴史が醸しだす空気感というか質感というか…に思わず圧倒されてしまう。とても素晴らしい。
レストラン「DinningRoom」も素敵。
和洋折衷、新古も折衷。まるでタイムトリップしたかのような非日常感。
せっかくなので名物料理もフィーチャーされたランチコースをば。
金谷ホテルといえばのパン(焼きたてチョー美味しい)につづき、スープ、サラダ、日光虹鱒のソテー(金谷風)、大正コロッケット(若鶏と蟹入りベシャメルコロッケ)トマトソース。
どの料理も心がホッとするような美味しさ。華美なところはひとつもなく、料理人の丁寧な仕事を存分に感じることができる、優しい味わい。
まるでアートのような館内、食後もブラブラしてみたけど、やっぱどこを切りとっても素敵だなぁと。…古典的というか。
古典が古典になるのは、長い歴史の中で踏み固められてきた上でこれが古典なんだとして認められるからである。
先に古典になってしまっている…という意味では新しい。クラシックや旧車もそう、古典ってじつは新しい。
そう決して古さを感じさせない(経年的な劣化はあるが)のがホントすごい。承前啓後といった趣き。
…楽しい時間でした。
Yoichi