いよいよ今日午後のフライトで帰国へ。…その前に早起きして午前中、国立考古学博物館に行ってみることに
シンタグマスクエアの駅から一駅のモナスティラキ駅で乗り換えて、オモニア駅に
国立考古学博物館は、ででーんと重厚な造り
空に映える神様がカッコいい!
細かいキャプションは割愛するけど、まさに悠久の歴史の凝縮。
なんといっても圧巻だったのは、、
アルテミシオンのゼウス (前460〜450年頃 ブロンズ 高さ209cm)
世界史か何かの教科書で見たことあるある!
アテネの北東、エヴィア島・アルテミシオン岬沖の海底で発見されたブロンズ像、(三叉の鉾を投げようとしているポセイドンと言われていたらしいけど)近年では雷電を投げようとしている最高神ゼウスとする説が最有力らしい。躍動感がすごい!!
…肉体がパーフェクトすぎて隣に並びたくなかったけど、一応ツーショットw
ディオニュソスの群像彫刻テーブルサポート(170〜180年頃 大理石 Asia Minor, Unknown provenance)
大理石の質感が美しいディオニュソスの彫刻。
酩酊と豊穣(…つまりお酒)の神様である彼らしく、頭部には葡萄が。昨日行ってきた劇場がその名前を冠してるあたりも、やはり昔から演劇とお酒は切っても切れない間柄だったんだろうなぁと推察される。
アルテミシオンの馬乗り (前200年頃 ブロンズ)
先ほどのゼウス同様・アルテミシオン岬沖で発見されたらしい。まるで映像のひとコマを切り取ったかのような、しなやかな動きが素晴らしい。
こちらは海底で見つかったというコーナー。なんというかケロイド状に朽ちてる感じもアートとして捉えるべきなんだろうか
これは有名ですね、アンティキュテラの青年(前350〜325年頃 ブロンズ 高さ194cm)
邪念抜きで思うけど、何故に彫刻のお兄さん方みんなスッポンポンなんだろう!?w 別に古代人も服着てたと思うし。うーん神様だからかなぁ…それとも人間の服を着させてあげてたのか、、謎だ。。
古来からつながりの深かったエジプトのコーナーも
こちらも圧倒的な存在感だったなぁ、バイアエのアプロディーテ大像(前400〜200年頃 大理石)
思わず惹きこまれてしまう色気ある表情。女性のもつ柔らかさ、優しさ、美しさ、母性、…魅力的な部分が見事に表現された彫刻
説明文を読むとイタリア南部Baiaiというところで発見されたらしく、首・頭・右腕などが破損していたため有名なイタリア人彫刻家アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova 1757-1822)によって修復された…とのこと。
ギリシャ神話のアプロディーテーは後のローマ神話でウェヌス(Venus)、英語形で「ヴィーナス」。有名なルーブル美術館の「ミロのヴィーナス」はギリシャのミロス島(サントリニの北西)で発見されたもので、彼女と同一神です。
…じーっと見つめてると今にも動き出しそうだし、何より今と2千年近く前とであまり美意識が変化していない点も興味深いなぁと。
小一時間ほどしか居られなかったけど楽しめました。また今度ゆっくり来てみたいなー
帰りはアテネ大学の前を通ってシンタグマ広場(ホテル方面)へ
(昨晩ディナーしたリカヴィトスの丘も!)
大急ぎでパッキングして、空港に
往路と同様・UAEアブダビを経由して、音速の速さで帰国の途
たまたま読んでた本(YMO・高橋幸宏氏:著)と、機内音楽(Michael Jackson / Behind The Mask)がリンクしてて楽しかった
ふぅ、旅から帰る飛行機って一番嫌いだ。…でもいつも、この看板に癒されるw
本当に楽しかったなー。あっという間でもなかったけど、もの凄い充実感!
いろんな出会いといろんな経験が、自分を大きくしてくれたと思う。まだまだ知らない世界だらけですね☆
仕事(音楽)にも生活にも、この気持ちを活かせていけたらいいなーと。
ギリシャ旅行記・シリーズ22本、最後までご覧頂きありがとうございました。
Yoichi
国立考古学博物館は、ででーんと重厚な造り
空に映える神様がカッコいい!
細かいキャプションは割愛するけど、まさに悠久の歴史の凝縮。
なんといっても圧巻だったのは、、
アルテミシオンのゼウス (前460〜450年頃 ブロンズ 高さ209cm)
世界史か何かの教科書で見たことあるある!
アテネの北東、エヴィア島・アルテミシオン岬沖の海底で発見されたブロンズ像、(三叉の鉾を投げようとしているポセイドンと言われていたらしいけど)近年では雷電を投げようとしている最高神ゼウスとする説が最有力らしい。躍動感がすごい!!
…肉体がパーフェクトすぎて隣に並びたくなかったけど、一応ツーショットw
ディオニュソスの群像彫刻テーブルサポート(170〜180年頃 大理石 Asia Minor, Unknown provenance)
大理石の質感が美しいディオニュソスの彫刻。
酩酊と豊穣(…つまりお酒)の神様である彼らしく、頭部には葡萄が。昨日行ってきた劇場がその名前を冠してるあたりも、やはり昔から演劇とお酒は切っても切れない間柄だったんだろうなぁと推察される。
アルテミシオンの馬乗り (前200年頃 ブロンズ)
先ほどのゼウス同様・アルテミシオン岬沖で発見されたらしい。まるで映像のひとコマを切り取ったかのような、しなやかな動きが素晴らしい。
こちらは海底で見つかったというコーナー。なんというかケロイド状に朽ちてる感じもアートとして捉えるべきなんだろうか
これは有名ですね、アンティキュテラの青年(前350〜325年頃 ブロンズ 高さ194cm)
邪念抜きで思うけど、何故に彫刻のお兄さん方みんなスッポンポンなんだろう!?w 別に古代人も服着てたと思うし。うーん神様だからかなぁ…それとも人間の服を着させてあげてたのか、、謎だ。。
古来からつながりの深かったエジプトのコーナーも
こちらも圧倒的な存在感だったなぁ、バイアエのアプロディーテ大像(前400〜200年頃 大理石)
思わず惹きこまれてしまう色気ある表情。女性のもつ柔らかさ、優しさ、美しさ、母性、…魅力的な部分が見事に表現された彫刻
説明文を読むとイタリア南部Baiaiというところで発見されたらしく、首・頭・右腕などが破損していたため有名なイタリア人彫刻家アントニオ・カノーヴァ(Antonio Canova 1757-1822)によって修復された…とのこと。
ギリシャ神話のアプロディーテーは後のローマ神話でウェヌス(Venus)、英語形で「ヴィーナス」。有名なルーブル美術館の「ミロのヴィーナス」はギリシャのミロス島(サントリニの北西)で発見されたもので、彼女と同一神です。
…じーっと見つめてると今にも動き出しそうだし、何より今と2千年近く前とであまり美意識が変化していない点も興味深いなぁと。
小一時間ほどしか居られなかったけど楽しめました。また今度ゆっくり来てみたいなー
帰りはアテネ大学の前を通ってシンタグマ広場(ホテル方面)へ
(昨晩ディナーしたリカヴィトスの丘も!)
大急ぎでパッキングして、空港に
往路と同様・UAEアブダビを経由して、音速の速さで帰国の途
たまたま読んでた本(YMO・高橋幸宏氏:著)と、機内音楽(Michael Jackson / Behind The Mask)がリンクしてて楽しかった
ふぅ、旅から帰る飛行機って一番嫌いだ。…でもいつも、この看板に癒されるw
本当に楽しかったなー。あっという間でもなかったけど、もの凄い充実感!
いろんな出会いといろんな経験が、自分を大きくしてくれたと思う。まだまだ知らない世界だらけですね☆
仕事(音楽)にも生活にも、この気持ちを活かせていけたらいいなーと。
ギリシャ旅行記・シリーズ22本、最後までご覧頂きありがとうございました。
Yoichi