Yoichi Wyeth Suzuki Blog / 鈴木よういちの日々とか。


 
 下田街道を北上。国道を逸れるように右折、未舗装の旧道を行く。車一台分の幅員、対向車がきたらどうしよ…きたら考えよ…という感じで、ひたすら突き進む。

 途中「寒天橋」という小さな石橋を渡る(写真撮り忘れた…)。石川さゆりさんの名曲「天城越え」の歌詞にも登場する橋。なんでこんなところに「寒天」なんだろう?という素朴な疑問は、このページが非常に参考になった。
 なるほど、街道をつかって下田から信州まで寒天を運んでたんだー。確かに、よく行く蓼科(長野)では寒天が名産とされている(蓼科のこのページも参考になるね)。

 …日本のいろんなところを旅してると点と点がつながるもんだなぁ。その感じがとても楽しい。

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 けっきょく一台の対向車もないまま、無事旧天城隧道に到着。背筋がピシっとしてしまうような重厚な雰囲気、交通土木マニア垂涎の石造りトンネルである。 w
 しらべてみたところ「大仁町の吉田石の切り石を使い、石巻工法という工法でつくったトンネル」らしい。100年以上も前…1904年(明治37年)、トラックもショベルカーもない時代によくつくったなぁと。

 ここもちょうど10年ぶりにきたけど、やっぱりマウントしてしまう。10年前との比較。 w

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 ひんやり冷たい全長446mのトンネルを抜けて、伊豆の踊子の冒頭部分に登場する「峠の茶屋」跡に。

 逆順ながら、川端康成本人がこのトンネルを通って踊子たちと旅したのが19歳(1918年の秋)。ぼくも19歳のころニューヨークとボストンに一人旅したけど、旅を通じて知り合った人との思い出って一生モノなんだよね。その情感に駆動されて作品を創りだすのって、すごいわかるなぁ。


 このまま直進し国道(下田街道)に出れば渋滞をショートカットできると思ったが、ここから先は残念ながら通行止め。もういちどトンネルをくぐって来た道を引き返す。
 国道に出て現行の天城トンネルを抜け三島で鰻でも食べて帰ろうかなぁと思ったけれど、右折ができない!5分ぐらい待っていたけど渋滞の車が1mmもうごかない!!

 この時期の花見帰りの渋滞はもちろん予想していたけど、想像以上に激しいのね。


 しからばと針路を変えて、逆方面・河津市街の方向へ。もう一度河津七滝ループ橋をグルグル渡るという🌀🌀笑

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つづく



Yoichi




 


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